三日坊主ブルース

教材や本で勉強したメモ書きがメインです。三日も続かないかも

DELL製デスクトップ型パソコン XPS 8300にGeForce GTX 1060を取り付けて最強のゲーミングPCへ!

今日は僕が今現在メインで使っているデスクトップ型パソコンである、DELL製のXPS 8300のグラフィック・ボードを交換したお話です。

 

このパソコンは今から約10年ぐらい前に発売されたパソコンなので、未だにこのパソコンを使っている方はあまりいないと思われますし、今から中古で買う方もほとんどいないと思われます。

ただ、それ故にXPS 8300の情報がネット上にそれほど多くは出回っていません。

そんなこともあるので、今もこのパソコンを使っている少数派のユーザーの役に立つ情報をシェアできればと思っています。

とは言え、主に自分用メモになるとは思いますが。

 

前々からこのパソコンのグラボを機会があれば交換したいな、とは思っていました。

決定的だったのが、ブルースクリーンが多発し始めた時です(2020年の秋冬ごろ)。

最初は何だろう? と思いました。

ウィルスに感染したのか?

それとも変なプログラムをインストールしてしまったのか?

同時期に何の前触れもなく動画ソフトの動作がおかしくなり始めました。

以前は普通に再生できてたので、動画ファイルに問題があるとは思えない。

 

僕はパソコンに詳しくないので、ネット上で色々と調べました。

メモリカードの抜き差しやら、CMOSクリアやら。

しかし、一向に状態は改善しません。

 

最初はもうパソコンの寿命かと思いました。

何せ2011年製のパソコンですから。

お金がないのに、パソコンの新調は正直キツイ。

最悪、無理やりお金をかき集めて5万円ぐらいの中古のパソコンを買う覚悟もしてました。

 

そう思うと必死になって改善方法を検索し続けます。

遂に問題を突き止めました。

どうやらグラフィック・ボードが原因だったようです。

掃除機で埃を吸い取り、端子部分に接点復活剤を吹きかけたらようやく直りました。

 

これがきっかけになって、グラフィック・ボードの交換を真剣に検討するようになりました。

僕が買ったこのXPS 8300というパソコンに搭載されていたグラフィック・ボードは、AMD製のATI Radeon HD 5450というカードです。

同じXPS 8300でも、人によっては別のものが搭載されているかもしれません。

 

・・・で、どうせグラボを新調するなら、このパソコンで扱える最上級のものにしたい。

僕はそう思ったんですね。

そこで色々と調べていくと、XPS 8300で扱える最も性能が高いグラボは、NVIDIA製のGeForce GTX 1060ということがわかったんです。

掲示板の過去ログを見てみると、UEFI搭載してないDELLXPS 8300でもGeForce GTX 1080を動かせた、という書き込みがありましたし、海外のサイト『XPS 8300, GTX 1080 MSI Sea Hawk hybrid GPU, upgrade - Dell Community』

https://www.dell.com/community/Desktops-General-Read-Only/XPS-8300-GTX-1080-MSI-Sea-Hawk-hybrid-GPU-upgrade/td-p/5043416

を見れば、確かにXPS 8300でGTX 1080の動作に成功しているのがわかります。

しかし、上記のサイトの画像を見るとPCケースの外蓋を開けて取り付けています。

僕としては、さすがにそこまでして・・・という感じです。

そこまでしてXPS 8300にこだわるぐらいだったら、もうパソコン自体を別のものに買い換えた方がいいと思いません?

10年ぐらい前のパソコンなわけですし。

それでもXPS 8300に最上級のグラボを取り付けるなら、やはり無難にGeForce GTX 1060が妥当かな、と僕は思ったんです。

 

そして、いざGeForce GTX 1060を買おうとすると、まだ問題が発生。

このグラボ、色んなメーカーから発売されているから、どれを買えばいいのかまったくわかりません。

それに加えて、3GBバージョンと6GBバージョンまである。

容量に関しては単純に高い方がいいのかな? と思ったので後者が選択肢になりましたが、メーカー別となると本当にわからない。

そうは言ってもどれも同じGeForce GTX 1060なんだから、どのメーカー製でもよくね? と僕は安易に考えてしまったんです。

僕は軽い気持ちでファンが2つ付いているデカいヤツをネットオークションで買いました。

1万5千円ぐらいでした。

 

数日後、商品が家に届き、早速取り付けを試みます。

・・・僕は泣きそうになりました。

 

デカすぎて取り付けできねぇ・・・

 

もしあなたがパソコン初心者だったら、お気をつけ下さい。

これは何もXPS 8300ユーザーに限った話じゃありません。

同じメーカーの同じ品番のグラボでも、製造メーカーによって形状が異なります。

事前にちゃんと取り付けスペースを測っておかないと、今回の僕のように泣きをみるハメになります。

 

ダメとわかった以上は宝の持ち腐れです。

ネットオークションで速攻で売り飛ばしました。

買った値段に近い値で売れたのが、不幸中の幸い。

損失は1,000円程度で何とか済みました。

 

正直言って、もうパソコンのパーツ交換を止めようかと思いました。

ちょっとしたパーツぐらいだったらいいんですけど、グラボだのマザボだのの交換はやっぱ素人には無理じゃないのか・・・

そう思ったんです。

 

でも何か腑に落ちなかったので、懲りずに別の製造メーカーのGeForce GTX 1060を物色し始めます。

連続2回目のGeForce GTX 1060の購入です。

最初の失敗は繰り返すまいと、徹底的にネットで調べましたよ。

そこで見つけたのが、MSI製のGeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OCというグラボです。

こちら(MSI)は台湾のメーカーのようです。

このグラボはXPS 8300に取り付けおよび起動に成功した、という事例が何件か出ていましたので、これなら間違いないだろう、と。

僕は1万4千円で購入しました。

あぁ、これで安心だ。

 

・・・と思いきや、そうでもない。

実際にXPS 8300にGTX 1060 AERO ITX 6Gを取り付けました。

そうです、取り付け自体は今回はちゃんとできたんです。

しかし、XPS 8300に付属していた配線コードが使えない・・・

また調べなきゃいけないのか。

 

どうやら僕が買ったXPS 8300に装備されていたグラボであるATI Radeon HD 5450は、VGA端子で接続するタイプのようです(人によっては別のグラボが搭載されているかもしれません)。

で、GTX 1060 AERO ITXにはVGA端子がない。

このグラボを使うには別途DVIケーブルを購入しなきゃいけないらしいんですね。

 そう、こういうこともわからないぐらい素人なんですよ、僕は(苦笑)。

 

仕方なくDVIケーブルを買いました。

ようやくグラボの交換作業です。

 

まず注意すべきことは、今使っているグラボのドライバを最初に削除すること。

僕はDDU(Display Driver Uninstaller)というソフトを使ってセーフモードでATI Radeon HD 5450のドライバを削除しました。

調べた結果、このやり方が間違いないようです。

 

次にグラボの交換作業。

PCケースの外蓋を開けて部品を取り外した後に交換するだけなので、初心者には難しそうに見えるかもしれませんが、実際のところ誰でもできるぐらい簡単です。

僕は一応電源ケーブルをグラボに接続しました(電源ユニットにケーブルが付いています)。

 

あとはパソコンとモニターをDVIケーブルでつないで電源オン!

さて、PCモニターにDELLマークは表示されるのか?

ドキドキです。

 

・・・おぉ、映った!

DELLマークが表示されている間にF8ボタンを連打してセーフモードを起動します。

ちなみにXPS 8300のBIOSですが、僕は事前にA06にアップデートしておきました。

これより下のバージョンだとGTX 1060がうまく動作しないという情報があったからです。

それと気になるであろうグラボ交換時のOSの状態ですが、Windows 7Service Pack 1)64bitです。

そうです、Windows 10にアップグレードはしていません。

 

話を戻します。

僕は事前にダウンロードしておいた、GeForce 461.09というドライバソフトをインストール。

こちらも無事に成功。

これでXPS 8300のグラフィック性能を限界まで引き上げることに成功しました。

そうです、僕のXPS 8300が遂にゲーミングPCに変身したのです(笑)。

 

ここであなたは気になったかもしれません。

XPS 8300に取り付けられる最上級のグラボがGeForce GTX 1060なのはわかった。

で、実際のところGTX 1060の実力はどの程度のものなのか? と。

 

正直なところ、素人の僕にはよくわかりません(苦笑)。

ただ、ネット情報によるとこのGeForce GTX 1060というグラフィック・ボードは、PlayStation 4 Proと同じぐらいのグラフィック性能があるとか。

え、10年前のパソコンであるXPS 8300でPS4 Proと同じぐらいのグラフィックを表現できんの?!

単純にスゲーじゃん!

・・・実際のところそう単純な話ではないようですが、ひとつの判断基準にはなりそうですね。

ちなみに僕はPS4は持ってないんですよね。

Xbox Oneしかありません。

なので、Xbox Oneで発売されていないPS4のゲームがパソコンでできるようになるのはとても喜ばしいことです。

 

さて、グラボの交換が終わり、モニターに映るところまでは確認しましたが、実際のゲームの確認がまだ出来ていません。

早速、Steamに登録して試しに何かゲームを買ってみることにします。

 

追伸

2021年1月16日ごろ、GeForce 461.09の不具合報告の情報が各PC系サイトで配信されました。

具体的には、スタッタリングとフレームレートの低下、Adobe PremiereProのクラッシュ、画面が常にちらつく、などだそうです。

僕の環境では今のところ画面のちらつきはありませんが、まだゲームをやってないので何とも言えません。

改善方法は今のところまだないようで、ロールバックさせるしかないそうです。

それにしても僕にとってはタイミングの悪い話だな・・・

 

追伸2

僕はこのパソコンに内蔵型のTVチューナーを接続しているんですが、番組録画中に何回か画面が一瞬バグりました。

とりあえず同時起動中のアプリをいくつか終了させましたが、やはりGeForce 461.09の不具合が関係しているのかもしれません。

前のグラボの時はこんなこと一度もなかったですし。

ちなみに録画した番組は特に問題なく視聴できました。